リアルタイムクロック(RTC)モジュールの回路接続例

@ バックアップ電源自動切替機能 『無し』の場合

外部にダイオードを使用して電源切り替えを行います

RV-8803-C7 高精度・シンプル機能リアルタイムクロック/電源切替機能無し) の回路接続例
 (RV-8263-C7 など同じく電源切り替え機能のない機種も同様です )

 

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  ★RV-8803-C7 のアプリケーションマニュアル(64/74ページ)ご参照下さい。

@ バックアップ電源がリチウム一次電池の場合は B E のダイオードが必要です。
バックアップ電源が積層セラミックコンデンサ/2重層コンデンサ/2次電池の場合にはBのダイオードは使用しません。

A 2重層コンデンサ及びリチウム二次電池の保護抵抗です。使用するバックアップ電源の仕様に合わせて値を設定します。またバックアップ電源が一次電池の場合は、はんだ実装エラー時などの保護抵抗として入れておきます。
C Vdd端子のパスコンは 0.1uF をご使用します。

D Vdd端子へのシリーズ抵抗は、マニュアル62/74ページ に記載の電源バックアップ切替時の
 Vdd端子電圧立下り/立上りスルーレートが規定値を超えてしまう場合に調整のため必要になります。

E ダイオードは Vf が0.3V以下のものでかつ漏れ電流の少ないものをご使用下さい。
  ※ 推奨品番:BAS-70 (Diodes, Vishey 他)

F CLKOUTの出力を使用しない場合は消費電流を抑えるためにCLKOE端子をLowとして出力オフとします。
(機種によりレジスタ設定でCLKOUT=オフとするものもあります)

G SDA / SCL / INT端子は通常は Vddライン へ プルアップ接続 します ( 10kΩなど)。
 バックアップ電源での動作時にも割り込み信号を使用する場合は INT端子はバックアップ電源側にプルアップ接続します。

H 外部イベント入力機能を使用しない場合はEVI端子はGNDへ接続し、オープンにはしないで下さい。
EVI端子をオープンのままにしてしまうと予期せぬ消費電流が流れてバックアップ電池の消耗につながる恐れがあります。

A 『バックアップ電源自動切替機能 "あり"』の場合

電源切替機能付きのRTCモジュールでは外部のダイオードは不要です

RV-3028-C7超低消費電流電源切替機能付き) の回路接続例
(同じく電源切替機能付きの RV-3032-C7 も同様です)

 

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★ 上記以外の回路接続例(4例) RV-3028-C7 のアプリケーションマニュアル(103〜106/116ページ)ご参照下さい。

@ バックアップ電源が一次電池の場合は、はんだ実装エラーによる短絡保護抵抗として『100〜1000Ω程度』の値の抵抗を入れます。バックアップ電源が電気二重層キャパシタの場合は トリクルチャージ機能 で電流制限抵抗を設定出来るので不要です。

A VDD 及び Vbackup 端子には『0.1μF』のバイパスコンデンサを入れます。電源切替機能を使用しない場合はVbackup端子側のバイパスコンデンサは不要です。電源切替機能を使用しない場合には 『Vbackup端子』はオープンにはせずに『10kΩ』で プルダウン接続として下さい。
※『Vdd端子』と『Vbackup端子』の直結はしないでください。

B  RV-3028-C7  の場合 はバックアップ電源動作時もINT端子から割り込み信号を出力させることが出来ます。バックアップ電源動作時にも割り込み信号を使用する場合には INT端子のプルアップ抵抗はVbackup側の電源に接続します(マイコンのウェイクアップに割り込み信号を使用する場合など)。割り込み信号をバックアップ電源動作中には使用しない場合にはVdd側にプルアップしてください。 ※ 二次電源使用時のご注意事項↓
C SCL端子及びSDA端子は VDD側へプルアップします 。
D CLKOUT端子からは、レジスタ設定により  32.768kHz〜1Hzのクロック出力 が出力されます。このCLKOUTの出力を使用しない場合は消費電流を抑えるためレジスタ設定で『出力オフ』として下さい。
E 外部イベント入力機能を使用しない場合は EVI端子はGNDへ接続して下さい。EVI端子をオープンのままにしてしまうと予期せぬ消費電流が流れてバックアップ電池の消耗につながる恐れがあります。
※二次電源を使用される場合の INT端子接続のご注意事項

二次電源を使用される場合にINT端子をVbackup側にプルアップしているとバックアップ電源の電圧低下時にINT端子の電位が不定になってしまいます。
バックアップ電源動作時には割り込み信号を使用されない場合はINT端子をVdd側にプルアップ接続して下さい。

逆にバックアップ電源動作時に割り込み信号を使用される場合は、バックアップ電源電圧低下時に発生する電位不安定の状態に対応するための外部回路処理が必要になります。