高精度リアルタイムクロック<RV-8803-C7>の一年間の時刻誤差の実測

『 RV-8803-C7-TA-QC 』 の一年間の時刻誤差実測データ

高精度リアルタイムクロック <RV-8803-C7>に時刻を設定し、1年間後に時刻ずれを確認したデータです。
<測定環境>
・周囲温度 ...... +15℃〜+35℃程度(季節によって変動)
・電圧 ...... Vdd=+3.0V

 

@・・・開始時にネットワーク時刻 ( =UTC時刻:日本との時差9時間)で時刻を書込み設定
A・・・1年後に時刻を読み取り
B・・・ネットワーク時刻との時刻ズレ秒数を確認

No. @時刻設定日 A1年後・時刻読み取り時 経過日数 B時刻ズレ(秒)
1 2017年5月4日 翌2018年5月12日 1年+8日 0:00:08
2 0:00:07
3 -0:00:02
4 0:00:02
5 0:00:10
6 0:00:17
7 0:00:02
8 0:00:15
9 0:00:05
10 0:00:02
11 -0:00:01
12 -0:00:03
13 0:00:17
14 -0:00:01
15 0:00:03
16 -0:00:01
17 -0:00:05
18 0:00:02
19 0:00:01
20 0:00:01
21 -0:00:02

平均誤差0:00:07
最大誤差0:00:17
最小誤差-0:00:05

※テスト結果について
上記は実際にテストを行ったサンプルでの実測結果であり、メーカー保証値(仕様値)ではありませんが、実測でのバックデータとしてご参考にされて下さい。

 

※初期偏差の影響
経時・経年での時刻の誤差は内部クロックの『基板実装後の初期周波数偏差』が 大きく影響します。ユーザー様でのご使用の際の初期偏差は@『メーカー出荷時の偏差』 +A『リフロー実装時の周波数変化値] の合計になります (基板実装後にレジスタの設定にて周波数調整を行うことも可能です)。

 

※ 温度補償による長期の時刻誤差を抑える効果
高精度の温度補償タイプの RV-8803-C7 では、周囲温度の変化による影響が非常に小さく抑えられます。そのため特に長期では、温度補償されていないリアルタイムクロックに比較して"時刻誤差の蓄積"が小さく抑えられ、時刻のずれを小さく抑えられます。

高精度リアルタイムクロックモジュール『RV-8803-C7』のバックアップ電池付き評価ボード

高精度:月差3.9秒以内(0〜+50℃)7.8秒以内(-40〜+85℃)
ラズパイの高精度HWCLOKとしてもそのまま使える評価ボード
出荷時に電池搭載済み・時刻設定済み
 → 詳細はこちらから

 

 

 

 

 

 

<関連情報>
型番別のQ&A・設計サポート情報
RV-8803-C7を用いた不正検出・防止/タイムスタンプの取得

 

※ 設計・開発時にご不明な点がございましたら、お気軽に 弊社のサポート窓口へお問合せ下さい。