32.768kHz 水晶振動子の 温度特性 〜2次曲線の特性〜


時計用の水晶振動子として用いられる32.768kHz水晶振動子の温度特性です。
2次曲線のカーブになるため、温度変化の多い環境では時計が遅れる傾向になります。

・32.768kHz水晶振動子の温度特性の計算式
・ΔF =-0.035 * ℃^2 ( ppm ) ±10%
 32.768kHz水晶振動子の特性は高温側・低温側共に温度が変化すると周波数が下がります。
32.768kHz水晶振動子 温度特性

 

周囲の温度変化の大きい環境では、水晶振動子単体では時刻の遅れが顕著になる傾向です。
時刻誤差も蓄積されるため、長期での時刻誤差も大きくなります。

広い動作温度範囲で時刻精度が必要な場合

 ★高温・低温環境下でも高精度
  温度補償型のリアルタイムクロックモジュール を推奨します。


・温度補償タイプでは『時刻の遅れ』が蓄積しないため長期での時刻誤差も抑えられます。
 → 高精度RTC『RV-8803-C7』の一年間の時刻誤差実測

高精度リアルタイムクロック(RTC)モジュールを手軽に試せる評価ボード
バクアップ電池(リチウム一次)搭載済み・時刻設定済みで出荷されます。
ラズパイのHWCLOCKとしてもご利用頂けます。 →詳細はこちら

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